α相安定化元素

チタン合金の低温相であるα相の存在領域を高温側に拡大し、その構造の安定性を高める合金元素。また、α-β二相共存領域では、この元素はβ相よりα相に優先的に固溶する。アルミニウム・スズ・酸素・窒素・炭素などがある。なかでも、アルミニウムと酸素が主要元素として広範に添加される。アルミニウムは強化作用と耐酸化性を改善する能力が高く、耐熱合金では不可欠な合金元素である。酸素はβ相よりα相への溶解度の方が大きく、高温からの冷却過程で酸化物として析出する挙動(→侵入型固溶元素)を示さないので、安価な強化元素としてコスト指向型合金に多用されている。

Share Button