水素吸収

金属が固溶体または水素化合物をつくって水素を吸収すること。水素ガスが存在する雰囲気中、水素ガスが発生している酸性の溶液あるいは水素イオンが存在する溶液中に金属をおいた場合に、その金属が水素を固溶するか、あるいは水素と化合物をつくるものであるならば、水素は金属中に吸収される。なお、水素が金属中に吸収される速度は、雰囲気または水溶液と金属の温度、水素分圧、水素イオンの濃度、溶液中の金属の電位などに律速される。
チタンは、常温ではほとんど水素を固溶しないが、100℃前後から固溶するようになり、水素脆化をひきおこす(→水素脆性)原因となる。一方、TiFeなどのチタン基金属間化合物は、水素吸蔵合金として実用化が進んでいる。

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