爆発圧着

[explosion cladding] 爆着ともいう.二つの材料を接合する方法の一つ.火薬を爆発させてその衝撃波のエネルギーで二つの材料間に高圧力をかけ接合する方法.融点の差が大きい金属の組合せや熱膨張係数の大きく異なる金属の組合せなど,他の方法では接合が不可能な場合でも有効である.  チタンと鉄の溶接は脆い金属間化合物が生成して実用上できないので,爆着はチタン板と鋼板の合せ板であるチタンクラッド鋼板に1960年代から利用されてきた.爆発により瞬時に圧着されるので,接合面が局部的に加熱されるが極端に早い冷却をともない,実質上冷間で行われる.したがって,両方の素材の材質変化はほとんどない.また,二つの素材接合面で相互拡散が行われないため,脆い金属間化合物は生成されない.圧延圧着より高価であるが,大きい板など板厚や面寸法の組合せは自由にできる.
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