金属間化合物

[intermetallic compound]

金属元素同士が簡単な整数比で結合し、規則正しい配列をした結晶構造をもつ化合物。金属間化合物は構成元素とは異なる結晶構造と結合様式を有し、そのため構成元素とはまったく異なる特性を発現できる特徴がある。たとえば、チタンとアルミニウムの二元系状態図には、Ti₃Al、TiAl、TiAl₃の三つの金属間化合物が存在するが、アルミニウムの融点は低いにもかかわらず、アルミニウムを多量に含有するTiAl金属間化合物やTiAl₃金属間化合物は高融点物質である。

また、金属間化合物は状態図から、つぎの三つの形態に分類される。(1)クルナコフ型とよばれ、高温での固溶体から規則変態により生成する化合物。(2)バーソライド型とよばれ、凝固から規則構造で生成するが、ある組成幅で存在できる化合物。(3)ダルトナイド型とよばれ、組成幅はなく化学量論組成のみが安定な化合物。これらの金属間化合物は、合金中に少量析出物として存在する場合と、材料全体を金属間化合物として利用する場合では期待するものが異なる。

 

 

 

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