カテゴリー別アーカイブ: さ行

純チタン

純チタンは、主として酸素含有により4種類(JIS規格1種、2種、3種、4種/ASTM規格Gr.1,Gr.2、Gr.3、Gr.4)に分類され、強度への影響が大きい酸素の上限値で決められている。1種から4種になるに従って、酸素以外の鉄、窒素、炭素の含有量はわずかに増加する傾向であり、引張強さは上昇し、伸び、絞りは低下する。

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常磁性

外部磁場をかけないときはまったく磁化はせず、外部磁場をかけたときだけ、それと同じ方向にわずかに磁化される性質。通常は、強磁性や反強磁性のような磁気モーメントの長距離秩序はなく、磁気モーメントの向きは無秩序であるが、弱い磁場中ではわずかに配向して磁化され、強い磁場中でも磁化はほとんど増加しない。すなわち、磁化率はきわめて小さい。純チタン及びチタン合金は常磁性体である。

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真空蒸留

減圧蒸留ともいう。装置内をポンプで排気して減圧(通常1000~0.1Pa程度)し、当該物質の沸点を下げて効率的に蒸発させる手法。チタン地金製造の過程で、この手法が利用されている。

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スエージ加工

スエージングともいう。棒・線・管などの金属材料を工具の間で圧縮する加工。回転しながら圧縮加工するのがロータリースエージ加工である。通常冷間で行う。純チタンの棒・線の小ロット加工に使われる。

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ストリップ

条ともいう。帯状の長い板、通常 コイル状に巻き取られている。熱間圧延したものをホットストリップ、冷間圧延したものをコールドストリップという。チタンのアメリカの規格ASTMでは、幅が24インチより狭く板厚が0.187インチ以下の板をストリップと定義しており、特に寸法を規定していない日本とことなる。

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接合

接合技術とは物と物とをくっつける技術で、機械的締結、溶接、拡散接合のような圧接、はんだ付けのようなろう接および接着剤を用いる接着技術がある。チタンを接合する分野では航空機機体およびエンジンで多くのチタン製ネジなどを用いる接合技術、化学プラントなどで使われる溶接、爆着、熱延圧着などが用いられる。また、発電所復水器の熱交換器用純チタン管はTIG溶接で連続的につくられた溶接のままで使用されている。

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穿孔

材料に孔をあけること。穿孔には、切削による方法、プレスで材料を押し広げて孔をあける方法、プレス切断による方法などがある。チタンの穿孔には、発生する熱を蓄積しないように切刃部に切削油を供給する穴をもつ高速度鋼(ハイス)のドリルが適している。硬さの大きいチタン合金には超硬ドリルも使用される。プレス切断による方法は薄板に使用される。この他に、高圧水を使用するウォータージェット・ガス・アーク・レーザー・放電加工により穿孔することもできる。
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スポット溶接

抵抗溶接の一種で、上下に電極のある一個所で重ねた材料を溶接すること。条件によっては、大気中でシールド無しでも可能。点溶接ともいう。

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スポンジチタン

クロール法で製造された多孔質・スポンジ状のチタン地金。破砕しインゴット製造の原料となる。
なお、1990年代まではナトリウム還元法で製造されていたチタン地金もあり、同じような性状なのでこちらもスポンジチタンと称していた。

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成形加工

板形状の素材から希望する形状に変形すること、広義には、板形状だけでなく管・棒・線などをふくむ素材を切削でなく変形により希望する形状を得る方法のこと。板の成形加工には、曲げ成形、深絞り成形、張出し成形、伸びフランジ成形などがある。純チタンの板の成形は、ステンレス鋼など他の金属と比較して劣るとはいえないので、適正な条件を見つければ常温で同じ形に加工できる。加工が難しい場合には純度がより高い材料を使用し、高い温度で加工する。チタン合金板の成形加工は、純チタンと比較してむずかしく、常温での加工性が劣り変形抵抗も大きいので一般に600℃以上の高温で行う。

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スリット

広幅のストリップをより狭い所定の幅のストリップに連続的に切断すること。チタンでは薄肉溶接管製造用のフープをつくるときに広幅のストリップからスリットにより製造する。

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生体適合性

生体適合性:[biological conformity] 人体に埋め込まれても体液に腐食されず、無毒であり、長時間の使用に耐える材料の性質。
金属材料ではチタンもステンレス鋼やCo-Cr-Mo合金と並んで生体適合性があり、機械的性質などを考慮すると、もっともすぐれた生体材料である。

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切断

材料を切る事。一般的な切断方法として、鋸切断・シャーリング切断・高圧水で切断するウォータージェット切断の機械的切断方法と、ガス切断・プラズマ切断・レーザー切断等の熱的切断方法がある。板の厚みや径の大きさによって、切断方法や切断可能な機械も変わってくる。

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切削

材料を刃物で削ること。機械加工ともいうが、機械加工は切削以外の切断などをふくめて広く使うことがあるので、機械加工の一つを切削と考えて良い。チタンの薄い切り粉や微粉は表面積が大きいので、火花などの着火源により容易に発火するので注意が必要。

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塑性加工

材料に荷重を加え変形させ、荷重を除いても残る変形を利用する加工。塑性加工には回転するロール間で変形させる圧延加工などがある。

 

 

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