カテゴリー別アーカイブ: は行

ビッカース硬さ

対面角が136°のダイヤモンド製の四角錐圧子を用いて、これを一定荷重で試験片に押し込み、逆ピラミッド型のくぼみをつけたときの、荷重Fと永久くぼみの面積Sとの比F/Sで定義される硬さ。硬さの記号はHv。なお、JIS規格には、試験荷重は50gfから50kgfまでが規定されており、荷重が50gfから1kgfまでのものはマイクロビッカース硬さとして区別されている。

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引張強さ

[tensile strength]

抗張力ともいう.引張試験における最大引張荷重FMAXを試験片平行部の原断面積A0で除した値σB. σB=FMAX/A0.

純チタンの場合は,純度によって270~620MPaの幅がある.酸素・窒素・炭素などの元素をふくむと強度がいちじるしく高くなるが,その反面延性が低下する.最密六方構造のhcp相を基本とするα型およびニアα型合金では500~1150MPaである.体心立方構造のβ相を安定化させる元素であるバナジウム・モリブデン・クロム・鉄などをふくみ,熱処理による時効硬化性のあるα-β型合金では650~1300MPa程度の引張強さであり,β安定化元素を多量に含有し,高い時効硬化性を有するβ型合金では1200~1500MPaの引張強さが得られる.

 

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不動態

金属やその合金を腐食性の水溶液、たとえば酸の中に入れた時、熱力学的には腐食されるはずのものが腐食されない状態。金属がイオンとして溶け出すときに酸素が発生し、この酸素が金属に吸収着されて緻密な酸化物皮膜を形成し表面全体を覆うためである。チタンおよびチタン合金の耐食性がすぐれているのは、この不動態酸化皮膜が形成されるためである。

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BA仕上げ

[BA finish]

BAはbright annealedの略。

光揮焼なまし仕上げのこと。チタンの場合は、真空焼なまし仕上げのこと。BA仕上げした表面をBA肌ともいう。

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粉末冶金

金属製品を作る加工方法の一つ。金属粉末を使用した製品に関連する技術分野の総称。
具体的には、金属粉末の製造、金属粉末を使用した製品の製造・特性改善・用途開発などの技術分野をいう。
チタンの粉末冶金は、チタン粉末の製造法、粉末を利用したチタン材料の改善、自動車部品などへの適用などチタン粉末に関する全ての分野を含む。

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β焼きなまし

完全焼きなまし。Β域へ加熱して焼きなますこと。Β合金には使用するが、α-β合金にはあまり使わない。

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放電加工

加工する材料と電極を液の中につけ、その間に電気を流して、加工する材料表面に火花放電させ、金属を溶かしまた一部蒸発することにより材料を除去して、希望する形状に加工する方法。

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ホットコイル

熱間圧延または伸線により製造してコイル状に巻き取った材料。チタンの場合は、熱間圧延で製造したホットストリップと同じ意味で使うことが多い。

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板状αコロニー組織

[α plate colony microstructure]

マルテンサイト組織の方向がそろったコロニー組織において、冷却過程で並列に板状のα相の析出が生じた組織。鋳造品や粉末冶金合金など、高温から徐冷されるプロセスで製造れる場合に生じやすい組織である。

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爆発成形

[explosive forming]

板状素材の成形法の一つ。火薬の爆発エネルギーを利用し、衝撃波のエネルギーで希望する形状に形づくる方法。チタンへの応用はまれである。

 

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腐食

腐食環境にある材料が、環境との相互作用によって、化学的または電気化学的に浸食され、その機能が劣化する現象。
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ハーフ合金

Ti-3Al-2.5V合金。合金元素量が、Ti-6Al-4V合金の約半分である。チタン合金61種で、α-β組織を持ち、チタン合金の中では中強度で耐食、溶接性、成形性に優れている。

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プレート

板の事。チタンでは英語のプレートはアメリカの規格ASTMにおいて板厚4.75mmより大きく、幅254mmより大きい板と規定があるが、日本語のプレートは特に規定がなく、シート(薄板)と明確な区別をしていない。
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爆発圧着

[explosion cladding] 爆着ともいう.二つの材料を接合する方法の一つ.火薬を爆発させてその衝撃波のエネルギーで二つの材料間に高圧力をかけ接合する方法.融点の差が大きい金属の組合せや熱膨張係数の大きく異なる金属の組合せなど,他の方法では接合が不可能な場合でも有効である.  チタンと鉄の溶接は脆い金属間化合物が生成して実用上できないので,爆着はチタン板と鋼板の合せ板であるチタンクラッド鋼板に1960年代から利用されてきた.爆発により瞬時に圧着されるので,接合面が局部的に加熱されるが極端に早い冷却をともない,実質上冷間で行われる.したがって,両方の素材の材質変化はほとんどない.また,二つの素材接合面で相互拡散が行われないため,脆い金属間化合物は生成されない.圧延圧着より高価であるが,大きい板など板厚や面寸法の組合せは自由にできる.
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バックシールド

[backing shield] アーク溶接において,溶接している面の反対側の面を,不活性ガスを流すことにより大気ガスから遮断(シールド)すること,または,その治具. チタンの溶接品質は溶接時のシールドにより決まるので,バックシールドはきわめて重要である.溶接作業の面は溶接トーチからのシールドガスで遮断され,裏面はバックシールドで遮断する.溶接部の溶けた金属が貫通している場合には,とくにバックシールドを完全にしなければならない.
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引抜加工

ダイスと呼ばれる工具に通して、先端から材料を引っ張り、引き抜いて小さい寸法へ変形させる塑性加。押し出されるようにして材料の形状が変化されます

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比強度

比強度:[specific strength]金属材料が示す「引張強さ」を、その金属の「比重」で割った値を比強度という。
軽くて強い性質が要求されるものにおいては、重量あたりの強度特性を評価するための重要な指標となる。

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被削性

切削性ともいう。金属材料を切削加工するときの削られやすさを評価するための性質の総称。非削性をきめる性質には、切削に使う工具の寿命・切削による仕上げ面のきれいさ、切りくずの処理の容易さなどがある。純チタン及びチタン合金は他の金属に比較して高融点である。熱伝導率が小さい。ヤング率が小さい。耐摩耗性が低く焼き付けを起こしやすい等の性質を有するため、被削性は実用金属材料中では低位にある。
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比熱

比熱:[specific heat] 単位質量の物質について、その温度を単位温度(1K)上昇させるのに必要な熱量。
純チタンの比熱は、鉄より約10%高く、アルミニウムの約60%です。

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非破壊試験

非破壊試験とは、材料に切り欠きや圧痕などを入れることなく、材料の特性や欠陥を見る試験のことです。
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