チタン辞典 光触媒 2020年10月15日 ある種の物質がバンドギャップエネルギー以上の光エネルギーを吸収して半導体となり、その表面で吸着物質と電子による還元反応と正孔による酸化反応が対になっておこることを光触媒反応といい、このような反応を引き起こす物質を光触媒という。...
チタン辞典 腐食疲労 2020年7月27日 腐食環境に置かれた金属材料に繰り返し応力(疲労)が重畳して作用した場合、腐食によって疲労が加速され、単純な疲労よりも破断までの繰返し数・破断応力ともに低下する減少。応力腐食によって生成した表面欠陥に繰り返し応力が加わることによって割れに進展し、これが成長して破壊に至ると考えられている。...
チタン辞典 表面処理 2020年7月4日 材料表面をある目的をもって処理すること。チタンの表面処理は、目的により意匠性・耐摩耗性・耐食性表面処理がある。処理した表面の状態により、酸洗またはブラスト処理などのように表面は母材と同じで表面状況を変える処理、窒化などのように表面の材料を反応などで変える改質処理、電気めっきのように材料表面に他の物質を密着させる皮膜処理...
チタン辞典 変形抵抗 2020年6月25日 材料が塑性変形をおこす際の限界応力。温度および変形速度によって異なり、この値が大きいほど加工が難しくなる。熱間加工域では、工業用純チタンとステンレス鋼との差はあまりないが、チタン合金では鉄鋼材料にくらべて大きく、より能力の大きな加工機械を必要とする。しかしチタン合金の変形抵抗は、ひずみ速度による影響が大きく、プレス速度...
チタン辞典 バウシンガー効果 2020年5月21日 [Bauschinger effect]金属材料に弾性限以上の引張応力を加えて塑性変形させた後,逆方向に応力を加える,すなわち圧縮応力を加えると,加工硬化しているのにもかかわらず,2度目に引張応力を負荷したときに示すであろうはずの弾性限よりもはるかに小さな応力で塑性変形する現象。その原因には諸説あるが,圧縮応力による変...