チタン辞典 溶体化・時効処理 2018年3月12日 略称STA。溶体化処理と時効処理とは通常組合せて適用される処理で、析出反応が最も効果的に進行する温度域での時効処理と組合せた処理。この処理は、高強度水準下ですぐれた延性・靭性の組合せを得るために適用される。たとえば、この処理の適用により、焼なまし材にくらべて、10~20%の高強度化が可能になる。...
チタン辞典 溶解 2017年9月7日 原料を融点以上の温度に加熱して溶かすこと。金属加工では均一な所定の 組成の材料を作るために行う。チタンの溶解は、大気中の酸素・窒素などとすぐに反応するので、必ず真空中またはアルゴンなどの不活性ガス雰囲気で行う。...
チタン辞典 融点 2015年8月17日 物質が固体の状態から液体の状態に変わる事を融解といい、その温度を融点という。物質が液体の状態から固体の状態に変わる温度である凝固点と同じである。チタンの融点は1680℃。金属元素のうちでは高いほうで、高融点金属に分類される。...
チタン辞典 ヤング率 2015年8月17日 縦弾性係数ともいう。棒材の材料の軸方向に応力を加えたとき、弾性変形の領域ではフックの法則が成り立ち、ひずみは応力に比例する。この比例定数をヤング率という。純チタンの常温でのヤング率はステンレス鋼の約半分の大きさ。...