チタン辞典 溶体化・過時効処理 2020年5月27日 溶体化処理と時効処理とは、本来組合せで適用される処理で、焼なまし温度またはそれに近い高温で時効処理が施される場合と組合せた処理、この処理は、焼なまし材にくらべて、強度の上昇は少ないが、靭性と延性を高めることができる。その改善効果は、バイモーダル組織の近似した組織に制御できることによる。 ...
チタン辞典 溶加棒・ワイヤー 2020年5月8日 チタンの厚肉の板材や角材などを溶融融接する場合に溶加材として溶加棒またはソリッドワイヤーを用いる。これをフィラー溶接をいう。溶加材を用いない場合はノンフィラー溶接といい、板厚1.5mm以下の場合に多く適用される。...
チタン辞典 誘電性 2019年12月2日 ある種の物質に静電場を加えると誘電分極を生じ、この分極がエネルギーを失うことなく維持される性質。すなわち直流電流が流れない性質を誘電性という。なお、この誘電性を示す物質を誘電体という。誘電性を示すチタン材料には、強誘電体(→強誘電性)であるチタン酸バリウム(BaTiO3)などがある。...
チタン辞典 溶射 2018年9月19日 金属やセラミックス粒子を高温に加熱溶融し、素材表面に高速で衝突させ被覆する方法。熱源として、フレーム・爆発・アーク・プラズマがある。大気中で処理可能だが、気孔などの欠陥が多く密着性が不十分である。チタン合金の表面に12%コバルトを含むタングステン炭化物をプラズマ溶射するとしゅう動疲労が改善する報告がある。...
チタン辞典 溶接 2018年5月26日 2個以上の材料の接合部に外部から熱の発生源を加えて、溶融することにより一体にすること。溶接には、アーク溶接・電子ビーム溶接・レーザー溶接・抵抗溶接などがある。...